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2024.8.25

コラム

人生のタイムリミット

男性は80歳、女性は87歳

厚生労働省「 日本人の平均余命 」の調査によると、同世代の人口が男性は80.66歳で半分になり、女性は87歳で半分になります。この数値は"その年に生まれた者のうちの半数が生存すると期待される年数"をもとに算出されていますので、あくまで参考の数値ですが87歳の時点で50%の確率で亡くなってしまいます。

若いうちは生きることに必死で死を意識することはありませんが、人類が逃げ切ったことがないのが「死」です。亡くなるときにどんな状態でいたいか、考えてそこに向かって生きていくことが大事です。

DIE WITH ZERO

ここからは私の人生に大きな影響を与えた書籍「 DIE WITH ZERO 」を引用しながらお話ししていきます。

1つ目は「死ぬ時に残るのは思い出のみ」ということです。いくらお金を持っていても亡くなった時点で0になりますし、使えなくなった時点で0になります。しかし、私たちはお金を稼ぐことが1番の目的になってしまい、多くの時間を取られてしまいがちです。思い出は記憶が無くならないかぎり、私たちの頭の中や心の中に残り続けます。私たちが人生で1番しなければいけないことは思い出作りです。稼いだお金をいかに有意義な経験に使えるかが最も大事だということです。お金を稼ぐだけでは人生が豊かにならないので、稼いだお金と限りある時間を"経験"に投資していきましょう。

2つ目は「自分がいつ幸せを感じるか」を理解することです。あなたが本当にやりたいこと、大切なことは何ですか?
私は大学4年生の春に初めて自分が本当にやりたいことを考えました。出てきたのは"健康に生きる・日本一周・世界一周・人の役に立つ・家族で幸せに暮らす"でした。最初の2つは1年以内にやれると思ったので、すぐに行動を始めました。「 最高の睡眠 」「 運動脳 」「 医者が教える食事術 」の3冊を読んで健康に生きるための知識を増やし、2024年2月に彼女と車で日本一周の旅に出ました。まさに経験にお金と時間を投資して、今までの人生で間違いなく最高の思い出になりました。これから日本一周の思い出を更新していきたいと思っていますが、なかなか更新できないだろうと思うほど素晴らしい経験でした。一度、人生の中で本気でやりたいことを書き出してみると自分の価値観や大切なことに気づくきっかけになると思います。

3つ目は「老後を見据えすぎる」ということです。老後のために貯蓄をしていた人の大多数が4分の1も使い切れないというデータがあり、年老いてしまうとできることが限られるのが現実です。つまりどんな仕事をしてどう生きたいかを考えないと手段のはずだった"お金を稼ぐ"ということだけで60歳まで生き、いつの間にかできることが少なくなっていることに絶望してしまいます。

死ぬときに後悔する

ここまでで"自分が何をすれば幸せになるか知って、その経験に惜しまずお金を使わなきゃいけない"ということがお分かりいただけたと思います。ブロニー・ウェア「 死ぬ瞬間の5つの後悔 」によると、死ぬ瞬間に後悔することトップ5は「自分に正直な人生を生きればよかった」「働きすぎなければよかった」「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」「友人と連絡を取り続ければよかった」「幸せをあきらめなければよかった」だそうです。死ぬときに後悔したくない方は何歳までに何をやりたいかます書き出します。すると、人生(行動)のタイムリミットが決まり、達成するために必要な行動が決定していきます。限られた時間を自分にとって大事な時間に投資していきましょう。